医者が教えない精神科のこと |メンタルクリニックDr's INFO | 精神科・心療内科

医者が教えてくれない精神科のことを医師がわかりやすく解説

【抗うつ剤の副作用と対処法】について医師がわかりやすく解説します

このコンテンツは医学論文データベース「PubMedパブメド」とわたくし医師個人の経験をもとに、正しい情報をわかりやすく解説することをモットーにしています。
【抗うつ剤の副作用と対処法】について医師がわかりやすく解説します

ここでは抗うつ薬の数ある副作用について総合的に説明させていただきます。
各々の抗うつ薬のクラス(代表的なものはSSRI、SNRI、NaSSA、三環系抗うつ薬など)ごとにその特徴は異なりますのでそれぞれの薬の特徴につきましてはそちらを参考にしてください。

抗うつ薬を飲む前の方、飲みだしてこの症状は大丈夫かなと感じられた方は一通り目を通していただければ安心できることと思います。
副作用はでやすいお薬ですから、飲み始める前にあらかじめある程度のことを知っておくことはとても重要なことです。

ここでは抗うつ剤全般の副作用を解説します。
各抗うつ剤(パキシル、レクサプロなど)個別の服用はこの記事の後半の章の「まとめ」からリンクできます。


スポンサーリンク


はじめに-抗うつ剤の概要を知っておこう-

抗うつ剤といっても色々な種類のお薬があります。
基本的にうつ病やうつ状態に最初に処方されることの多いお薬、すなわち抗うつ効果と安全性のバランスのとれたお薬です。
大きく3種類あります。

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
  • パキシル(パロキセチン)、ジェイゾロフト(セルトラリン)、レクサプロ、デプロメール・ルボックス(フルボキサミン)

  • SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
  • トレドミン、サインバルタ、イフェクサーSR

  • NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
  • リフレックス、レメロン

そして、古くからある抗うつ剤で主に上記のものと併用されることが多いお薬です。

  • 三環系
  • トフラニール、トリプタノール、アナフラニール、ノリトレン、アモキサン

  • 四環系
  • ルジオミール、テトラミド、テシプール

  • その他
  • デジレル・レスリン(トラゾドン)、ドグマチール(スルピリド)

抗うつ剤の副作用

抗うつ剤は、神経伝達系の広範囲にわたって作用をもたらします。
それはもちろん脳だけに限った話ではないため、効果は全身の神経に作用するということです。
ドパミン、ヒスタミン、アドレナリン、セロトニンに関連した神経に作用する結果、様々な副作用がでます。

抗うつ剤の薬の種類を問わず、副作用に対する対処法は共通します。
基本は様子をみるだけで落ち着いてくるものから、減薬が必要になったりより副作用の少ない抗うつ剤があればそちらに変更していくことです。

抗うつ剤の副作用の出やすさをまとめた表の一覧です。
抗うつ剤の副作用

また、抗うつ効果と薬の飲み続けやすさをランキングした研究もあります。
この研究では主にうつ病やうつ状態に最初に処方されることが多い先の3種類(SSRI・SNRI・NaSSA)を比較しています。

縦軸で上にあるものほど副作用に対して継続してのみやすい傾向にあることを示します。
抗うつ剤の比較

参考文献
Andrea Cipriani, et al.Comparative effi cacy and acceptability of 12 new-generationantidepressants: a multiple-treatments meta-analysis. Lancet. 2009 Feb 28;373(9665):746-58.

抗うつ剤の頻度の高い副作用とその対処法

飲み初めに多く、飲み続けるのが難しくなりやすいのが吐き気や腹痛などのお腹の症状です。
そして仕事をしている人にとってつらいのが日中の眠気、女性にとってつらいのは太ることでしょう。

それでは各副作用についてみていきましょう。

性機能障害

性欲減退、勃起や射精の障害、女性のオーガズムを妨げるなどの性的な機能に問題を起こします。特にSSRIでその頻度は高いようです。重篤な訴えはほとんどないのですが、半分くらいの患者さんで多かれ少なかれ何らかの症状を感じます。

バイアグラ®に代表される性機能を促進させる薬を使用すれば男女ともにオーガズムを感じやすくはなりますが、薬の副作用に薬で対抗していくのは少し抵抗があるかと思います。特にバイアグラ®は心臓血管に問題がある方が服用するのは危険です。

不安・興奮・不眠

セロトニンに作用する抗うつ剤で起こる副作用です。
開始直後から最初の数週間にみられます。

特に、SSRIの興奮性の作用は、自殺の危険性がある場合にはその衝動を駆り立てる方に作用することがあるため危険性もあります。
特に未成年者でこの傾向が指摘されています。

不眠や不安が強くなる場合には抗不安薬や抗うつ剤のなかでもトラゾドン(レスリン®、デジレル®)を併せて飲むと緩和されます。
1ヶ月しても不眠・不安が強くなる場合には、セロトニン作動性の抗うつ剤でないものに切り替えてみるのも相談してみるといいでしょう。

胃腸障害と下痢などの消化管の症状

ヒトのセロトニンのほとんどは実は脳ではなく、胃腸などの消化管にあります。
ですから、セロトニンを作動させるようなお薬、特にSSRIのセルトラリン(ジェイゾロフト®)やフルボキサミン(ルボックス®、デプロメール®)は腹痛、吐き気、下痢などの症状を服用を始めてなんと数週間続くことがあるのです。

特にセルトラリン(ジェイゾロフト®)は便が軟らかくなりやすく、フルボキサミン(ルボックス®、デプロメール®)は吐き気がでやすいという特徴があります。

対処法としては、お薬の量を少なめにすること、かつ必ず食後に服用をすることで軽減できます。
また、食事の種類によっても軽減できます。(バナナやりんご、ご飯、パンなどを中心にする)。
ある程度の期間でこの副作用はおさまってくるのでその間を我慢するという手もありますが、どうしても難しいようであれば他のお薬に変えたり胃薬を併用すると良いこともあります。

頭痛

頻度は低いですが、SSRIで起こることがあります。ほとんどが痛み止め(市販薬も可)で治まることが多いですが、どうしても症状が強い場合にはほかのお薬に変えるしかありません。

ただ、SSRIは頭痛という副作用を起こすこともありますが、逆に片頭痛や筋緊張性頭痛(肩こりや首のこりなど)が改善する方向に効く場合もあります。

食欲不振

SSRIによる食欲不振は肥満の人におこる傾向が多いのでむしろ好ましい副作用という場合もあります。過食の症状がある場合には逆に効果的な副作用とも言えます。ただ、もちろん逆に太るという場合もあります。太った場合にも、SSRIをやめると、1,2ヶ月程度で戻ります。

体重増加(太る)

むくみやすくなったり、摂取カロリーが増加する傾向になることから体重は増加します。
中止後は1,2か月で戻りますが、摂取カロリーが多くなりやすい生活習慣になってしまった場合には、厳格にダイエットを行わなければならない場合もあります。

一方で、SSRIやSNRIでは飲み始め数か月は痩せる方向に作用することもありますが、結局長期に服用すると太ります。

眠気

ほとんどの抗うつ薬に鎮静作用があり、これが眠気を誘発します。
カフェインを意識的にとって対抗しようとする人もいますが、カフェインは過剰にとると、かえって起立時のめまい(起立性低血圧)を増加させる別の症状につながることがあるので注意が必要です。

鎮静作用のまったくない抗うつ剤はありませんが、対処法として減薬するか、比較的新しい抗うつ剤は眠気がマイルドなので切り替えていくことで対応できる場合もあります。

以下の表は、右にある薬ほど眠気を誘発しやすいお薬であることを示す図です。
セロトニンノル・アドレナリンへの作用と鎮静作用

口が渇く

抗コリン作用(副交感神経の神経伝達を邪魔する)によって起こる抗うつ剤の代表的な副作用です。
口の渇きを潤すためにガムや飴を常に口にいれているというヒトもいますが、虫歯になったり太る要因になるので、キシリトールなどの砂糖を不使用のものにしましょう。
キシリトール自身もお腹を緩くする作用があるので、抗うつ剤と重なってお腹に症状を出さないように注意する必要はあります。

目がかすむ

これも抗うつ剤の抗コリン作用によって起こります。目の虹彩(光の量を調整する機能)や毛様体筋(ピントを調整する目の中の筋肉)の機能が悪くなることで起こります。

尿のトラブル

これも抗うつ剤の抗コリン作用によって起こります。
排尿困難(おしっこが出づらい)、遺尿(お漏らし)、尿閉(おしっこが膀胱から出ない)、尿路感染(膀胱内に菌が湧く)などを起こします。

特に前立腺肥大のある高齢者男性では起こりやすい副作用ですので、薬を始めてお腹が張るという症状が出たとき、お腹の症状と決めつけずに「そういえばおしっこが出てないかも?」とおしっこのトラブルの可能性も考えて病院に相談しましょう。
このように膀胱の中からおしっこが全部出ずにたまっていってしまうという副作用を尿閉にょうへいといいます。
尿のトラブルで、特にお腹の症状がでるときは、この「尿閉」を考えるわけですが、おしっこが膀胱にどんどんたまっていくため症状が強くなりやすいですので、なかには救急搬送されてくる患者さんもいます。

また逆にお腹(膀胱)がパンパンになっているのに症状はそこまで強くなく、気づかず放っておいたりした場合、膀胱の中で菌が増殖して膀胱炎をおこし、ついには腎臓に逆流し腎盂腎炎じんうじんえんという重篤な尿路感染症を引き起こすこともあります。

<実際にあった症例:抗うつ薬による尿閉と腎盂腎炎>

70代の女性が、39度を超える高熱とお腹の張りを自覚して救急外来に受診した。
お腹の張りということから最初は腸閉塞ちょうへいそくを考えたが、超音波検査でなんと膀胱内に尿がたくさんたまっており、腎臓の中までおしっこが充満している様子(水腎症すいじんしょう)であることがわかった。

尿閉とそれに伴う水腎症、腎盂腎炎の診断で直ちに抗生剤を点滴、おしっこは自力でだせないことからカテーテルをいれて排尿させたところ、1週間程度の入院で退院できた。原因はSNRIであったためこの薬剤は中止された。

抗うつ薬(SSRI、SNRI、三環形抗うつ薬)に限らず、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)や風邪薬、アレルギーの薬でもこの副作用を引き起こすことがあります。

もう1つの注意点として、風邪薬やアレルギー薬ならすぐに中止で対応はしやすいのですが、抗うつ薬は基本増やしながら使われることが多く、多量の場合は抗うつ薬を辞めたことによる副作用(離脱症状といいます)を起こすこともあるため、特に注意が必要です。

便秘

これも抗うつ剤の抗コリン作用によって起こります。
対処法としては便秘薬を処方してもらうといいでしょう。
酸化マグネシウムはよく使用される下剤ですが、長期に飲んでいると下剤としての効果が弱まってくる場合もあります。

起立性低血圧(起立時のめまい・ふらつき)

アドレナリンをブロックすることで起こる副作用です。
高齢者ではふらついて転倒、骨折というパターンが多いです。

抗うつ剤を飲んでいてめまい・ふらつきが多い場合には急に立ち上がることをせず、必ずゆっくり立ち上がりましょう。
カフェインをよく摂取する人は、この症状を増悪させますので控えめにしましょう。


スポンサーリンク


抗うつ剤による運動の障害

振戦(手のふるえなど)

1秒に1,2回1くらいの律動的な動きで、手のふるえなどの症状が多いです。
くつろいでいるときや寝ているときにはあまり出ずに、怒ったり感情が高ぶると目立ちます。
対策としては、眠っているときには治まる傾向があるので睡眠前に薬を飲むようにします。

アカシジア

アカシジアは、落ち着きのなさが目立つという症状です。
具体的には不安感が強く、じっとしていられない、歩き回る、座ったり立ったりして落ち着きがないなどです。
この症状だけをとってうつによる症状と間違えると、さらに抗うつ剤が増量されてもっと悪くなることもあります。

遅発性ジスキネジア(口や頬がもごもご自分の意思と関係なく動く)

長年にわたってSSRIを服用するとまれに口や頬の遅発性ジスキネジアを起こすことがあります。
基本的には統合失調症薬(抗精神病薬)で起こることが多いものです。

抗うつ薬の中止後発現症状(離脱症状)

抗うつ剤 副作用

中止後発現症状(離脱症状)は興奮、吐き気、不安定、不機嫌、思考の障害などの症状を呈しますが、実際には身体の症状、精神の症状と非常に多彩でうつ病の再燃なのか中止後発現症状(離脱症状)なのか区別がつかないときもあります。

抗うつ剤を2か月以上飲んでいる場合や、代謝されて身体からでていきやすいようなお薬の場合、断薬や減量によって起こります。
抗うつ薬の急激な中断や減量によって引き起こされることまでは間違いないようなのですが、はたしてこれがセロトニンなどの神経伝達物質が急激に変化するためだけに発生するのかはわかっていません。
ここにはまだ様々な仮説があり検証途中ということです。

対処法としては、薬が切れてしまって飲まなかったために症状がでたのであればすぐに処方をもらい(休日であれば救急外来で1日、2日分くらいなら出してくれることもあります。)すぐに内服します。

薬の減薬中であれば一旦元の量に戻します(基本的に症状はそのままでも時間の経過とともによくなります)。
抗うつ剤の減薬には、できるだけ時間をかけるのが安心です。
漸減ぜんげんといって階段状にステップを取りながら量を下げていくわけです。飛行機で言えば着陸のための高度を徐々に落としていく、そんなイメージです。

例えば1ステップを2-4週間とりながら4分の1ずつ量を減らしていくとすると、最低でも8-16週間(2-4か月)かかることになります。
もちろんできればできるだけ時間をかけてということなので、もっと安全に減らしてもやりすぎということはありません。

SSRIのなかでもパロキセチン(パキシル®)は、他のSSRIにくらべて中止後発現症状(離脱症状)が出やすいとされています。

このためパロキセチン(パキシル®)は5㎎錠という最小量が登場し、パキシルCR錠やパキシル5mg錠という最小量を使用して減量するのがいいでしょう。

また、パロキセチン(パキシル®)を飲み始めて副作用が早い段階で出る人は、パロキセチン(パキシル®)を中止したときに中止後発現症状(離脱症状)が出やすいという研究報告もあります。(つまり初期に副作用がでるとやめるときも副作用に悩まされる可能性があるということ。)

パロキセチン(パキシル®)に限らず、内服し始めた初期に副作用が目立った人は、薬の中止時にも中止後発現症状(離脱症状)に悩まされるリスクは高く、注意が必要であるということが言えると思います。

抗うつ剤の副作用と対処法まとめ

副作用 予防 対処法 発症機序
アクチベーションシンドローム 自殺念慮、攻撃性あるとき注意。初期は不安・焦燥が出る 減量・中止。アルプラゾラム(コンスタン®ソラナックス®)で改善することも。 5HT(セロトニン)2A刺激性
セロトニン症候群 処方を単剤・単純化する 減量・中止 脳内セロトニン活性の亢進
離脱症状 ゆっくり減らす 一旦元の量に戻す セロトニン受容体脱感作やアセチルコリン神経脱抑制のリバウンド。
眠気 夕食後、就寝前服用にする。 減量・中止・変更 鎮静作用
せん妄・思考錯乱・幻視など 新しい抗うつ剤から使用 減量・中止・変更 中枢性抗コリン作用
口の渇き・便秘・尿閉・頻脈など 生活習慣の改善で対応。尿閉は高齢者で注意! 各種対症療法 末梢性抗コリン作用
パーキンソン症状 アモキサピン、スルピリドで起きやすい 減量。改善しないときはアキネトン®などの抗コリン薬併用。 ドパミン受容体ブロック
嘔吐・食欲不振・下痢 1-2週間で軽快 食直後や牛乳を飲んで服用。胃腸薬併用。ひどければ中止。 セロトニン(5HT3, 5HT4)受容体刺激
体重増加 あまりにも体重増えるようなら薬剤変更 運動・食事 抗ヒスタミン作用
性機能障害 減量・中止・変更。バイアグラ®など併用。 5HT2A(セロトニン)亢進

新しい抗うつ薬の副作用

新薬 NaSSA(リフレックス®、レメロン®)の副作用について

ノルアドレナリンとセロトニンに作用する新世代抗うつ薬のため、SSRIやSNRIと共通する副作用もあります。
SSRI、SNRIと共通するのは、胃腸など消化管の症状で特に便秘が、そして動悸やめまいがみられます。
また口の渇きは三環系抗うつ薬と同程度の、眠気やだるさはトラゾドン(デジレル®)と似ています。

太るのと眠気が特徴的です。

新薬ベンラファキシン(イフェクサーSR)の副作用について

2015年11月に薬価収載された新しめの抗うつ剤で、SNRIに分類されます。
その他のSSRIやSNRIと共通しますが、特に心臓に関する副作用に注意が必要です。
量が増えると血圧上昇がみられることが多く、服薬の開始前に高血圧がないかは確認しておく必要があります。
ちなみに、英国では心臓の合併症を持っている場合にイフェクサーSRは禁忌とされています。


スポンサーリンク


まとめ「抗うつ剤の副作用と対処法」

抗うつ剤が処方されるとどうしても内服するのに抵抗があると思います。
それはやはり副作用の多さで、しかもやめるにも何か月か内服すると中止後発現症状(離脱症状)があることからすぐにはやめられません。

そのため「精神科・心療内科には行って薬はだされたけど飲んではいません、本当に飲んだ方がいいでしょうか?」というセカンドオピニオンを受けることも稀ではありません。

うつ病の治療は薬物療法がすべてというわけではありません。
どうしても抗うつ剤の副作用が気になって飲めない、飲んではいるが副作用で逆に困っているなどあるようであれば遠慮なく相談するようにしましょう。

各抗うつ剤ごとの副作用

クリックすると各抗うつ剤の副作用の解説ページに飛びます。

SSRI

SNRI

Q&A

抗うつ剤の相互作用について

Questionたくさんお薬を飲んでますが大丈夫ですか?
Answer
抗うつ剤をはじめとするほとんどの精神科のお薬は肝臓の酵素(チトクロームP450;CYP)を介して代謝され薬の効果を失い、身体の外に排出されていきます。

ある薬がこのチトクローム自体の働きを抑えてしまう効果があったとすると、それにより薬物の効果が減弱したり増強したりするばかりでなく思わぬ副作用がでることもあります。
もちろん、チトクロームによる薬物相互作用の他の要因による相互作用もあります。

添付文書に併用したらだめですよという代表的な薬剤は載っていますが(医師の情報の範疇)、どんな薬物との組み合わせがだめかという詳細なデータは、処方箋薬局の薬剤師に聞いた方がより分かる可能性があるので、他の薬を飲んでいるときもできるだけ1か所の薬局でもらうことで思わぬ副作用を予防しましょう。

妊娠中・授乳中の抗うつ剤について

Question妊娠中(授乳中)は抗うつ薬を内服しても大丈夫ですか?
Answer
妊娠中(特に妊娠初期、12週まで)はいかなる薬剤も使用しないのが原則ですが、実際問題それは難しいでしょう。精神科領域で赤ちゃんに影響が出て奇形性が高いとされるのは、躁うつ病で使用される「リチウム」と「てんかんの薬です。
抗うつ剤は、妊娠中の赤ちゃんへの悪影響についてはそれほど明確なものは出ていません。

授乳に関しては乳汁中に1%ほど移行し、添付文書上は「授乳禁」の記載がありますが、一部の研究では三環形抗うつ薬、SSRIは母乳育児に問題ないとするものもあります。母乳育児は免疫の問題や赤ちゃんとのスキンシップ(オキシトシンという幸せホルモンも出ます)という人工乳にはない利点がありますので主治医とお母さんの判断で使用は可能と言えると思います。

各抗うつ剤ごとに、妊婦・授乳婦の服用の可否について説明していますのでこちらもご参照ください。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

コメントはこちらからお願いします

*
*
* (公開されません)

Return Top