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サインバルタの離脱症状と期間「薬をやめたらめまいが!?」-医師が教える抗うつ剤-

このコンテンツは医学論文データベース「PubMedパブメド」とわたくし医師個人の経験をもとに、正しい情報をわかりやすく解説することをモットーにしています。
サインバルタの離脱症状と期間「薬をやめたらめまいが!?」-医師が教える抗うつ剤-

離脱症状とは抗うつ剤を断薬・減薬(自己判断でも医師の指示においても)したときに数日以内にでてくる不快な症状(めまい、吐き気、頭痛、お腹の症状、不眠、不安など)をいいます。
お薬を減らしたり止めていくときにでる症状なのでしばしばうつの再発と間違われます。

サインバルタカプセルはSNRI(選択的セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ剤です。
抗うつ剤ですから減薬のときには離脱症状に注意しなくてはいけません。

通常はお薬を断薬・減薬して数日以内に症状が出始め、1-3週間程度でおさまります
そして減らす前の元の薬の量に戻すことでほとんどの離脱症状は消失します。

自己判断での減薬・断薬によって症状に悩まされることが多いのですが、ときに医師の指示で慎重に減薬していたとしても出てしまうことがあります。

離脱症状には電気が走ったような感覚がきたり、頭の中でシャンシャンするような音が聞こえるという独特な症状があります。
その特徴から「シャンビリ」などと表現されることもあります。

海外でも同じようにこの独特な症状を「brain zapsブレインザップス」「brain shockブレインショック」などとSNSでも呼ばれていることから、日本での「シャンビリ」のようにこの感覚がいかに独特であるかを表しています。

ここではサインバルタカプセルによる離脱症状について説明していきたいと思います。


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サインバルタカプセルの離脱症状の特徴

過去の研究を参考にデータを示しましょう。
サインバルタと偽薬(サインバルタと見せかけた薬効のないカプセル)とを飲む人を2群に分けて、急激に減薬していくと本物のお薬(サインバルタカプセル)を減薬した44,3%の人に、一方プラセボの偽薬の減薬で22.9%の人に不快な症状がでたことが報告されています。

つまり本物の減薬と偽薬の減薬の2群の差である約2割ぐらい(44.3 – 22.9 = 20.4% )が、薬本来の離脱症状を起こしてしまう割合と考えていいでしょう。
偽薬によって不快な症状が起こったというのは思い込み・考えすぎによる症状という解釈ということになります。

不快な症状はその研究ではどんなものが多かったかを示しますと、めまい(12.4%)、吐き気(5.9%)、知覚異常(2.9%)、嘔吐(2.4%)、いらいら(2.4%)、悪夢をみる(2.0%)です。
どうやらサインバルタカプセルの離脱症状は、この記事の表題にもあるようにめまいが高頻度に起こるようなのです。

そして離脱症状症状を起こしてしまっても、65%の人は7日以内に改善しています。
ちなみに2.9%に認められた知覚異常というのは電気ショック様の感覚を含むと思います。

参考文献
Perahia DG, et al. Symptoms following abrupt discontinuation of duloxetine treatment in patients with major depressive disorder. J Affect Disord. 2005 Dec;89(1-3):207-12.

離脱症状はサインバルタの減薬時の20%に起こり、めまいの症状が多い。多くは1週間以内に改善がみられる。

離脱症状というのは、抗うつ薬を減薬・断薬したときに出てしまう症状で、サインバルタカプセルに限らず他の抗うつ剤でも起こります。
特に急激なお薬の中断がそのリスクを高めますが、ゆっくり減らしたとしても症状がでることはあります。

離脱症状といえばアルコールや覚せい剤などの薬物でよく聞くと思います。
これらは依存性のある物質で、そういった物質をやめたときに出てきてしまう症状を本来は離脱症状といいます。

英語では依存性物質のアルコール離脱症候群で使用される「withdrawalウィズドローアル」という単語ではなく、抗うつ剤をやめたときの症状では「discontinuation; 中止」を使用して「discontinuation syndrome; 中止後発現症状ちゅうしごはつげんしょうじょう」という言いまわしになっています。

この流れを受けて日本でも中止後発現症状と言っているのはあまり耳にしませんが、厳密に依存物質と区別するなら「離脱症状」ではなく中止後に出る症状という意味合いで「中止後発現症状」が正しいようです。
ただここでは離脱症状の方がイメージしやすいと思いますのでこの言い方で説明していきます。

先に、離脱症状の起こる頻度としてはお薬をを減らしたりやめたりすると20%くらいの方にみられることを説明しました。
実際には1回でも飲めば止めると症状がでるわけではありません。

サインバルタカプセルをおよそ6週間以上飲んでから、急にやめたり減らすと離脱症状は出現してしまうリスクが高まると考えられます。

症状が出始めるタイミングは、多くは中断後3日以内(早ければ数時間以内という報告もあります)です。
逆に抗うつ剤を飲んでいる期間が1か月以内では離脱症状が起こることはあまりないので減薬は可能ですが、通常抗うつ剤は短くても1年程度は内服することになっていますのでよっぽど副作用が強い場合の中断だけが飲み始め1ヶ月以内の減薬・断薬となるのでしょう。

現在抗うつ剤には様々なものがありますが、うつ病・うつ状態に対して処方されることが多いのは安全性と効果の面でバランスがとれている「SSRI」「SNRI」「NaSSA」です。
サインバルタはこれらの中で「SNRI」に分類されます。

離脱症状の原因となる抗うつ剤はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:パキシル、レクサプロ、ジェイゾロフトなど)が最も有名ですがSSRIに限らず、サインバルタの属するSNRI(他に日本では2015年に承認されたイフェクサーSR)、昔からある三環系抗うつ薬、トラゾドン(デジレル、レスリン)など様々な種類の抗うつ剤でも離脱症状は起こります。

離脱症状はどんな症状がでるの?

離脱症状による主な症状

  • めまい
  • 筋力低下
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 抑うつ
  • 不安
  • 不眠
  • 集中力低下
  • インフルエンザ様の症状
  • 知覚異常

離脱症状は多彩な症状がでます。
また薬を急にやめたり減らしているときに起こることや、不安症状が強くでたり気分の変動もでたりするのでうつ病が再燃したかのようにも見えるのも特徴です。
主治医に相談するときは、「うつの再発ですか?」と聞くよりは正直に「薬を減量したらこういう症状がでたんですが・・・」と伝えるのがベストです。

再発と離脱症状の区別がつきづらく、再燃となると薬の量や種類が増えることにもなりかねません。

うつの再燃との区別はそれくらいつきにくいのですが、それでも症状の中でうつ病の再発と明らかに違う症状があります。
それは「シャンビリ」と呼ばれる症状です。

添付文書などでは知覚異常や耳鳴りと書かれていますが、電気が走ったような感覚に襲われるというとても独特な症状です。
ネット上では、この電気ショックのような「ビリビリ」した感覚と、シャンシャンとした耳鳴りを合わせて「シャンビリ」という表現が多々見られます。
これについては後述します。

離脱症状の期間

ルボックスの中止や減薬後、1-5日以内に症状が出現し、おさまるのに要する時間はほとんどが2-6週間以内、長いもので12-14週間(約3か月)であった報告があります(日本の報告ではありませんが)。
これらではいずれも再度サインバルタの再開や、抗不安薬で対症療法を行っています。

症状は先の通りめまい、吐き気、だるさ、知覚異常、注意散漫、じっとしていられない感覚(焦燥感)、興奮が特徴的です。
もちろん知覚異常はシャンビリ(耳鳴りと電気ショック様の症状)を示すと考えられます。

参考文献
Fava GA, et al. Withdrawal Symptoms after Selective Serotonin Reuptake Inhibitor Discontinuation: A Systematic Review. Psychother Psychosom. 2015 Feb 21;84(2):72-81.


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サインバルタの減薬・断薬で離脱症状が起こるのはなぜ?

薬の半減期は離脱症状と関連する

ところで離脱症状は「どれくらいの期間内服していたか」と抗うつ剤の「半減期」が関連します。

「半減期」というのはなにか説明します。
抗うつ剤の濃度が薬を飲んで最高の濃度に達した後、半分の濃度に減ってしまうまでの時間です。

つまりどれくらいで薬の成分が弱くなってくるかという時間です。
これが短いと、体内の変動が激しく離脱症状を起こしやすい要因になります。
薬の半減期が離脱症状の起こりやすさと関係するということです。

以下に抗うつ剤の半減期一覧を示します。

抗うつ剤 半減期(hr) 抗うつ剤 半減期(hr)
三環系 四環系
アナフラニール 21 テトラミド 18
ノリトレン 27 ルジオミール
マプロチリン
46
トリプタノール
アミトリプチリン
20-40 テシプール
セチプチリン
24
アモキサン 8 NaSSA
トフラニール
イミドール
9-20 レメロン
リフレックス
32
SSRI SNRI
パキシル
パロキセチン
14 トレドミン 8.2
パキシルCR 20 サインバルタ 10.6
ジェイゾロフト
セルトラリン
26 イフェクサーSR 3-13
レクサプロ 30 その他
デプロメール
ルボックス
フルボキサミン
8.9 レスリン
デジレル
6-7
ドグマチール
スルピリド
8

【参考】今日の治療薬2016(南江堂), Christopher H, et al. Am Fam Physician. 2006 Aug 1;74(3):449-56.

SNRIに分類されているサインバルタの半減期は10.6時間です。
添付文書では最大量(60mg)を7日間飲んだあとの半減期で約13時間とされています。

サインバルタは通常1日1回朝食後に内服します。
そこから半日たつと、最大血中濃度の半分にまで減るのです。

その他、遺伝子、年齢や性別、もとが何の疾患だったかは関係なく、離脱症状が起こる決定的な理由はいまだわかっていません。
とにかく薬が急に身体からなくなってしまうその反動であることはイメージしやすいと思います。

もう少し詳しい説明をしますが難しければskipしてください(コチラをクリックで次の章を飛ばします)。

離脱症状の起こる機序

現在のところ離脱症状が起こる原因の有力な説は「セロトニン受容体じゅようたい脱感作だつかんさ」が考えられています。

セロトニンは聞いたことあるけど、「受容体って?」「脱感作って何?」となってしまいますね。
ここをわかりやすく説明していきましょう!

ひとことで簡単に説明するなら、「せっかく身体が薬になれてきたところなのに急になくなるなよ!」ってことなのです。

一般に抗うつ剤は、飲んですぐに効果がでないことは処方された最初に主治医から聞いていると思いますが、通常は飲み始めて2週間くらいして抗うつ効果が出始めます。
ではなぜタイムラグがあるのでしょうか?

まず大前提をお話します。


サインバルタなどSNRIの作用機序は神経伝達物質しんけいでんたつぶっしつであるセロトニンとノルアドレナリンを強めることにあります


そして離脱症状に関してはセロトニンが主に関連しているようです。

サインバルタがどのようにセロトニンを強めるかと言えば、神経と次の神経との間でセロトニンという物質を介して行います。
最初の神経が、次の神経にセロトニンをお届けしますが、次の神経にはセロトニンを受け取るポストがいっぱいあるので、そのどれかに届ければいいのです。

荷物:セロトニン

同時に、最初の神経にはセロトニンをリサイクルする業者もいてポストに届けようと思ったらリサイクルで回収されてしまうこともあります。
つまりすべてのセロトニンをポストにお届けできません。

抗うつ剤はこのリサイクル業者(この絵ではヤギ)を働かせなくさせます。
これによって多くのセロトニンを次の神経のポストにお届けすることができるわけです。

しかし、最初の段階では抗うつ効果よりもセロトニンがたくさん届けられることによる副作用の方が目立ってしまいます。
それはそうですね、もとより多くメールが届くようになったのですから反応してしまいます。

たくさんセロトニンが届けられて次の神経もびっくりするのか、身体も対抗してポストを徐々に減らし始めます。
「これでダイレクトメールが届きにくくなったでしょう!」ってことですね。

このようにして、過度なセロトニン受取りによる副作用を減らし、適度にセロトニンを増やすことに成功します。
こうなって初めて抗うつ剤による効果が出だして副作用がおさまるのです。
身体がセロトニンがたくさん来る環境にうまく適応するわけですね。

この一連の流れはこのように言い換えられます。


  • セロトニンを受け取るポスト = セロトニン受容体
  • 時間をかけてポストの数を減らしていくこと・慣れていくこと = セロトニン受容体の脱感作

抗うつ薬をある程度の期間飲んでポストを減らした状態、すなわちセロトニン受容体の脱感作を起こさせた状態になることが背景にあります。
そしてそこから抗うつ薬がなくなりセロトニンそのものも減ると、お届け物(セロトニン)が減り、それだけならまだしも、ポストも少なくなった状態(セロトニン受容体の脱感作)になっているのでダブルパンチをくらうことになります。
これでは過度にセロトニンが作用しなくなりすぎてしまうのです。

つまり離脱症状は過度にセロトニンが不足してしまう状態なのです。

セロトニンが増えた環境から、急に元に戻るのは脳にとってはとんでもないことでしょうね。


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離脱症状の対処法

通常、症状は重度まではいかないことが多いので早ければ1週間から2週間程度でおさまります。(仕組みでいうならポストがもとに戻れば、すなわち「セロトニン受容体の脱感作が戻れば」改善するということになります)
もちろん再度抗うつ剤を内服すれば症状は速やかに改善します。(慣れていた環境に戻してあげるという意味です)

とはいえ離脱症状は重度でなかったとしても本人の不快感は強く、仕事や学校を休まなければいけないこともありますし、ときに入院が必要になることもあります。

離脱症状を起こしやすいと想定される状況

特に慎重に減薬していかなければならない状況を確認しておきましょう。

  • 半減期の短い抗うつ剤を飲んでいる(サインバルタ10-13時間と比較的短め)
  • 抗コリン作用の強い抗うつ薬(三環系抗うつ薬、SSRIの一部)である
  • 2か月以上続けて抗うつ剤を飲んでいる
  • 抗うつ剤を飲み始めて不安や焦燥感が強くなった
  • 他に抗精神病薬を併用している
  • 若年者(子供や未成年者)
  • 離脱症状を過去に起こしたことがある

対処法1:減薬スピードはゆっくりと

基本は急な減薬・断薬をしないことです。
最低でも1ヶ月かけて薬を止めていくのが無難です。
とはいえゆっくりであっても離脱症状を完全に防げるわけではありません。
ひとたび離脱症状がでるようであればすぐに元の量に戻しましょう。

対処法2:半減期が長い薬に変更してもらう

サインバルタは比較的半減期が短いお薬です。
減薬がなかなか離脱症状によってうまくいかないようであれば、半減期が長い薬にスイッチして変更するのも手です。
SNRIにはイフェクサーSRというお薬もありますがこれはサインバルタよりもっと半減期は短いお薬です。

ですのでSSRIにスイッチすることも選択肢に入ります。

また、いくら抗うつ剤どうしでも薬のスイッチは離脱症状のリスクを上げます
ですからA薬からB薬にぱっと切り替えると、A薬とB薬で半減期や代謝のされ方が違ってこれによって離脱症状が起こることもあります。
場合によってA薬は一旦そのままで、B薬を徐々に増やしていきながら時間をかけてA薬を減らしそこからB薬の減薬を考慮するなど、手間がかかりますがこのように徐々にスイッチしてから減薬するのも1つの方法です。

対処法:サインバルタでの具体的な対処法

時間をかけて減らすのは抗うつ剤の減薬において大原則です。
特に、サインバルタの飲み始めに副作用(不安や焦燥感など)が目立った場合、離脱症状はを起こりやすいと言えます
もし現在断薬・減薬して症状が出ている場合には、いったん再開して離脱症状をおさえるのが先決です。

どうしてもゆっくり減らしても離脱症状が出る場合「隔日投与かくじつとうよ」が有効な時もあります。(文献上で優位に離脱が減らせたという報告はありません、私個人の見解です。)

隔日投与することもひとつの案
基本的に減薬はサインバルタの最大量を飲んでいるところから始めるとすると60mg → 50mg → 30mg → 20mg・・・とステップダウンしながら時間をかけて減らしていくのですがこのような階段状の減らし方ではなく、隔日投与は以下のように交互に内服量をかえています。
※サインバルタカプセルは30mgと20mgカプセルがあるのでこれらを組み合わせます。
サインバルタ

(1日目)60mg、(2日目)50mg、(3日目)60mg、(4日目)50mg・・・・・
これを1~2週間続けたら毎日50mg内服(30mg+20mgカプセル)になります。

毎日50mgを1~2週間続けたら次も、
(1日目)50mg、(2日目)30mg、(3日目)50mg、(4日目)30mg・・・・

といった感じです。
減らすのにかなり時間かかりますが階段状でうまくいかないときでもこの方法ならうまくいくときもあります。

もちろん自己判断で行わないでください。
(主治医の減薬スピードよりゆっくりの減薬にするのは大丈夫でしょうが・・・)

サインバルタカプセルのラインナップは20mg・30mgカプセルがありますからフルに活かすためにも主治医と相談しながらが大事です!!

カプセルは絶対開けないでください。
吸収も早まり、副作用が目立つようになってしまいます。

ちなみに減薬のタイミングの注意点ですが症状が改善してすぐではありません。
うつ症状が改善した後も4-9か月はその改善させることができた内服量を維持することが推奨はされていることを知っておいてください。

離脱症状はうつ病の再発と区別しづらい

離脱症状の中でも抑うつ、不安、食欲の変化、吐き気、不快などはうつ病と同様な症状です。
しかし、薬をやめて数日以内に症状がでたり、特有のシャンビリが見られたり、再度薬を飲むことですぐに症状が軽くなったりするようであれば離脱症状と考えます。

うつ病の再燃であれば通常薬をやめて2,3週間後から症状がみられ徐々に増悪していきますので、離脱症状のように即座に増悪することは考えにくいでしょう。

もし自己中断して症状に悩んでいるようなら、疑わしくは再開することをおすすめします
離脱症状なら症状は軽快してくるはずです。
医師の指示に従いつつ減薬したり変更して症状がでたときは一旦もとにもどして主治医に報告し相談しましょう。

薬の量をかえたとき症状がでても決して再発したのかもと落胆はしないでください。
落ち着いて対応することが肝心です。
なんせ、離脱症状の頻度は抗うつ剤一般に2割というかなりの頻度です。

このまま薬をやめられないのではないかという不安もあるかもしれませんが、さらにゆっくり減薬したり他の半減期の長い薬にスイッチして減薬するなど時間はかかりますが他にも手はあります。

参考文献
Warner CH, et al. Antidepressant discontinuation syndrome. Am Fam Physician. 2006 Aug 1;74(3):449-56.


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離脱症状後が長く続く例もある

通常、抗うつ剤の離脱症状といえば上記の通り抗うつ剤をやめて数日くらいででる症状で通常は2週間程度で、長くても2か月くらいでおさまるものをいいます。
これは先にも説明した通りです。

ところが、抗うつ剤をやめてから1ヶ月以上して症状が出現してくる持続性の離脱後症候群(原文ではpersistent postwithdrawal symptoms)が報告されています。

持続性の離脱症状」は薬をやめた後、数か月たってからの症状の出現になりますので、患者さんは医療機関にも受診していないことも多いです。
ですから正確に把握することは難しいので、その論文も患者さんが抗うつ薬をやめたあとに悩んでいるセルフレポートをGoogleで検索してのリサーチになっています。

それによると、ほとんどがSSRIによるものでしたが、やはりシャンビリのことは共通して書かれています。
中止してすぐに出始めた人、2週間くらいしてからこの症状が出た人・・・。
(ちなみにこの文献で紹介されているのはすべてSSRIですのでサインバルタは含まれていません。)

この文献では、主治医にはその症状が起こるはずはないと言われてしまっています。
今でこそ有名ですが、昔はシャンビリなどまさか薬によって出るとは思いもしません。

その他、睡眠障害、頭痛、不安発作、パニック発作、抑うつ症状、指先の異常な感覚などを訴えていますが通常の離脱症状と違うのは数か月から数年も続いていることです。

これが単なるうつや不安発作の再発なのか(患者さん本人たちはもともとこうではなかったと言っています)、本当に離脱症状の後の薬の後遺症状なのか、不明点は多々ありますが遅れて症状が出てしかも比較的長く続くことはあるようです。

参考文献
Belaise C, et al. Patient Online Report of Selective Serotonin Reuptake Inhibitor-Induced Persistent Postwithdrawal Anxiety and Mood Disorders. Psychother Psychosom 2012;81:386–388.

まとめ「サインバルタの離脱症状とその期間」

  • 離脱症状は抗うつ薬を減薬・断薬、ときに薬の変更をしたときに出てしまう症状(多いのはめまい、電気ショック様の独特な症状がでることもある)
  • 離脱症状はまだ正確な機序はわかっていないものの、急激なセロトニンをはじめとした神経伝達物質の変化に身体が対応しきれないことによると考えられる
  • それゆえ離脱症状は薬の半減期と関連している(サインバルタの半減期は比較的短い)
  • 離脱症状は2週間(長くても6週間)程度で落ち着くが、抗うつ剤を再開すれば速やかにおさまる
  • 離脱症状を起こさないために、断薬を勝手にしないことはもちろん、減薬のときもゆっくり行うことが重要
  • 離脱症状はときにうつ病や不安症状の再発と勘違いしやすいが、薬をやめてすぐに症状がでたり、薬をもどせばすみやかに改善するという特徴がうつ病の再発との違い

 

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 27 )
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  1. 現在医師と一緒に減薬方法を模索しながら、じぶんにあったテーラーメイドの減薬を進めていますが、めまいなどの離脱症状は毎回かなり辛いです。

    主治医の見解では、ワイパックスは1/4ずつの削減法(今日の治療薬などの本でも御馴染みですが汗)で、サインバルタは時が来ればいっきに辞められるとのことでしたが、私にとってはめまいが一番苦しい離脱症状です。例えるならメニエール病のようなところでしょうか。

    今回思い切ってサインバルタをやめようと決意したのは、ずっと憧れていたジオラマ制作をアトリエで習い始め出して、あっという間に3、4時間経過した時の気持ちのよさや安定感からでした。ジオラマ講師の方とも話していて、認知療法やリハビリに近い効果もあったかと思います。しかしいざやめると3日後くらいから上記のような離脱症状が現れます。悔しいですが、今回は隔日法で減らしていこうと思いました。

    うつ病に向けられた社会的偏見や焦りなど、患者を追い詰める要因も減薬を進める中できっと苦しさに拍車をかけていると思います。

    ゆっくりと関わりのある医師やコメディカルスタッフに相談しながら、自分でも模索を続けて取り組んできましたが、血液検査などの数値から著しい肝機能障害が出てきたり、自覚症状を感じ出して、いよいよ悩ましいですが減薬を加速せねばと葛藤が続いてます。

    まとまらないコメントになってしまいましたが、実に詳しくわかりやすい説明が温かくてうれしくてコメントしました。治っていく自分を信じて歩み続けたいです。

    • By tokyo-mentalclinic

      コメントありがとうございます。

      離脱症状は本当に厄介な症状です。
      せっかく良くなってきて減薬というときに襲ってきますから、患者さんはもちろん私も悔しい思いをさせられます。
      こうすれば絶対に離脱症状は起きないなんて方法はありませんが、意外にもプラセボ(気持ち)も大事です。

      同じ減らし方であったとしても、今回は大丈夫だったなんてこともありますしね。

      うつのときには、ぐるぐるとずっと何かを考え続けてしまいます。
      それは心ここにあらずの状態で、目の前のものに意識を向けることが難しくなります。

      逆に幼い子供は目の前のものにしか意識がいっておらず、うつにはなれません。

      ジオラマ製作という時間を忘れさせて目の前のものに注意がむけられることをみつけられたことは、きっと大きな力になってくれると思います。
      こちらこそ応援の言葉に感謝いたします。

  2. 慢性疼痛症でサインバルタを処方され、10日ほどで浮腫みの副作用が出た為、60mg→30mg→20mgと1週間で断薬したところ3日目に離脱症状の耳鳴りが
    ではじめました。

    5ヶ月以上が経ちましたが、いまだにシャンシャンと鳴り響く耳鳴りが辛いです。

    私のように短期間の服用でも、長期間の中止後発言症状の症例があることをお知ら
    せしたくてコメントさせて頂きました。

    いつまで続くのか不安ばかりの毎日、悪魔の薬だと思います。 

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      わずか10日の内服で、早めと言えど漸減しているのに離脱症状がでたのですね。
      短期間の内服で長期間の離脱症状とは学会でも1例報告できそうなレベルです。

      おそらく同じような経験をしている方も多数おられるでしょう。
      わざわざご報告ありがとうございます。

  3. 私も、サインバルタの離脱症状のようなもので、悩んでいます。
    慢性疼痛の為、サインバルタ20mgを処方され、飲み始めた日から、吐き気、嘔吐、めまい、全身からの発汗、不眠、立ち上がれなくなり、4日でストップしました。その後、上肢のしびれ感、焦燥感、ふるえが出始め、それは10日間ぐらいでおさまったものの、服用開始から23日間ほとんど不眠です。脳内が常に興奮状態で、元々ある痛みも増加してしまいました。今後どうなるのか本当に悩んで居ます。
    睡眠薬にも頼りたくないですし…
    サインバルタは本当に恐ろしい薬だと思います。

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      サインバルタに限らず抗うつ薬はつくづく難しいお薬だと思います。
      結局のところ、飲んでみてもらうまでどう反応するか分かり切れないところがあるからです。

      サインバルタは効果のある患者さんにはてきめんに効きますし、E.Cさんのように内服直後からアクチベーションシンドロームのような興奮性、焦燥感、不安感が高まるだけの反応でしかもやめた直後もそこまで長期間内服していないのに離脱症状が出てしまう場合もあります。

      悪循環にはいると本当に大変で、その後に飲むお薬も悪い方に反応してしまうことがありこうなると精神科というものが非常に恐ろしいものにみえてしまうこともあるでしょう。

      おそらくこのまま症状が続くことはなく時間によって改善があると思います。
      問題はそのあとで、過敏にお薬に反応する場合他の抗うつ薬も同様な反応をする場合もあります(抗精神病薬でも特にエビリファイは同じ反応をしてしまう経験があります)。

      次点のお薬としては抗うつ薬なら三環系抗うつ薬、その他に気分安定薬、非定型抗精神病薬が選択されるでしょうが、いずれにせよ多剤にならないよう、また今回のサインバルタの副作用で非常に怖い思いをしたことを告げながらやっていきましょう。
      やみくもにセカンドオピニオンにかかると、いろいろな病名が言われたり混乱の元になることもありますので慎重にやっていくのが良いと思います。

  4. 昨年8月より、うつ病の為サインバルタ20mgを服用しています。
    1年の服用で症状も安定し、医師と相談の上、断薬に向けて隔日の服用を7月末より始めました。
    今までも薬の飲み忘れがあった時に電気が走ったような症状がでていました。
    隔日服用になり、頻繁にその症状が出ています。
    一番少ない量でもこのような症状が出るので、これ以上減薬しようがないと思い、どうなるのかと不安に感じています。

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      電気が走ったような症状はサインバルタの離脱症状と考えて間違いないでしょう。
      サインバルタの規格は20mgと30mgカプセルしかないのでおっしゃる通り20mgが最小量となります。

      中止時は20mgをそのまま中止することもありますが、念のため隔日服用にすることもあります。
      しかし今回はその隔日服用にもかかわらず離脱症状がでてしまって不安になってしまったのですね。

      この場合、対策としてはいくつか考えられます。
      もちろんエビデンス(医学的根拠)はなく経験的なものになります。

      ひとつは我慢してやり過ごすのもありですが、2,3週間ですむこともあれば数か月かかることもあり症状がつらいとなると終わりが見えにくい我慢を強いられてしまいます。

      そこでもうひとつの対応をご紹介します(主治医が減量していく方針であることが前提です)。
      まずは一旦サインバルタ20mgを毎日の服用に戻して離脱症状がおさまるのを先決させます。

      その状態で1-2週間経過したところから今度は2日おきの中断にします。
      つまり1日目、2日目は内服し3日目は中止、4・5日目は内服し6日目は中止です。
      これで症状がでなければこれで2-4週間経過した段階で隔日服用にします。

      ただ隔日服用と2日ごと服用で薬物動態は実際そんなにかわらないと思います。
      ですが不思議なことにこれでうまくいくことがあります。
      おそらくそれこそ心理的なプラセボがあるのかもしれません。

      不安があるときほど、薬物の反応は過敏にでるものです。
      これなら大丈夫そうというときには不思議と出なくなったりしますし、時間をおくと同じ方法でも離脱症状がでなくなったりもします。

      理由は明確ではないものの減薬に対する不安を少しでも軽減させることと、減薬タイミングが変わるだけでうまくいくことがあることを知っていてもらえばと思います。

      • 丁寧なアドバイスをありがとうございます。
        次の受診日に現状を主治医に伝えようと思います。
        その際に、アドバイス頂いた内容をこちらから提案しても、いいものでしょうか?(隔日→2日服用一日休む)
        ネットで相談したことを伝えるのは主治医に対して失礼ならないかと考えてしまいます。

        離脱症状が出る状況を振り返ってみると、気持ちが焦っていたり、急いでいる時に動くと電気が走ったようになるので、心理的なものが関係しているというお話に納得がいきます。
        自分自身の心の持ち方も重要なのですね。

        • ご返信ありがとうございます。

          私は医師ではありますが直接診察したわけではないのでご自身で例えば「二日ごとに飲むのはどうでしょうか?」と主治医の先生にご提案する形はいかがでしょうか?

          離脱症状を抑える確実な方法はありません。
          基本的にはどんな教科書も論文にもゆっくり減らしましょうという原則だけが記載されているのみです。

          そうである以上、各Drの経験と判断にゆだねられています。
          主治医の先生のご経験もあるでしょうからそのあたり提案しつつ判断をあおりそれに従うのが、医師との関係を崩さない最良な方法かと思います。

          そして、心理的影響も大きいのも間違いないと思います。

  5. 腰痛で整形でサインバルタが最近きくらしいとのことで服用、しかし腰痛は変化無く
    逆に3日くらいから.眠気 吐き気 思考不安定 従い 腰痛のため、他の先生 にかかり
    説明を受け。あまり進めない とのことで 様子みてましたが 腰痛に変化無く 今は
    3日 開け てみましたが 電気が走ったような症状でサインバルタの離脱症状と
    思いくるしんでいます、
    (腰痛と関係内薬を飲んだ見たいです )

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      腰痛が器質的(脊椎などの神経や筋肉などを直接損傷しているもの)な原因ではなく、心因的なものもあるというのは最近の腰痛に対するとらえ方のトレンドでもあります。
      サインバルタは痛みや、その最たる例である線維筋痛症にも使用されている抗うつ薬です。

      ただし効果を発揮する例と、あまり変わらない例とは明確に分かれます(残念ながら飲んでみないとわかりません・・・)。

      今回、ちどりさんは残念なことに改善なくむしろ副作用だけ出てしまったようですね。
      サインバルタはわずか数日のんだだけで離脱症状がでている報告をここ連続で私も耳にしています。

      電気が走ったような症状は間違いなくサインバルタによる副作用(離脱症状)かと思います。
      中止後は数日から数週間、長いと数か月症状が続くことがありますがまだほんの数日しか飲んでいないので中止後は徐々にその頻度が落ち着いてくる感じでおさまるはずです。

      整形外科の主治医の先生にも連絡はしておきましょう!!
      (お辛いでしょうが、痛み止めの頓服や湿布薬を除いてしばらくはリリカなどのかわりの慢性疼痛薬などは飲まない方が賢明とは思います。おそらくサインバルタがだめなら次に処方する薬の筆頭に「リリカ」が挙がりますが・・・。これも比較的副作用が多く複数の症状に悩まされる結果になると最悪です。)

  6. Dr.G様ありがとうございます
    サインバルタ服用中止し7日たちましたが 同薬の副作用は変化無く 電気の走った様なキリキリ感と電気ノイス゛が走っています、又昨日から 手のくるぶし 足のくるぶし が腫れてます さすると痛いですが タインバルタ断ち切りたく我慢してますが
    くるぶし の腫れも副作用ですか? 腫れは初めてです 後悔ばかりで
    ・・・・・・・・

    • 手足のくるぶしの腫れがどの程度かわかりませんが、腫れや赤みや熱感がある場合には(感染症やアレルギー、自己免疫疾患・膠原病など)サインバルタの副作用以外の要因の詮索や除外が必要です。

      電気ノイズだけならサインバルタである確率は高いと言えるのでしょうが、そのあたりを明らかにしておくのが良いかと思います。

      明らかな関節の痛みや腫脹などある場合には整形外科(もともとサインバルタが整形外科で処方されたのであれば主治医の意見)や内科などで一度相談しておくのも大事です(他に何も原因がない、わからないと診察した医師が判断したとなればサインバルタによる薬剤性と考えられやすくなります)。
      経過によってはすべて薬剤性と断定しない方が良いかもしれません。

      大変ですが、他の要因でないことを否定しておくことが賢明なのかもしれません。
      もちろん離脱症状ではインフルエンザのような症状(身体の節々が痛くなる)も出ることがあるので、サインバルタによる副作用である可能性は高いのでしょうが・・・・。

  7. このサイトを読み勉強させて頂きました。
    24歳 男性です。
    2年前から腰椎後方固定術後の慢性疼痛のためリリカ75mg・トラムセットなど複数の薬に頼り
    1年前の再固定術後にサインバルタ60mgを上記の薬と合わせて服用していました。

    服用後は多少痛みが緩和されていると思い飲み続けましたが、今年に入り痛みが増し今夏に脊椎刺激電極の植え込みをしました。
    刺激電極の植え込み後、上記の薬の服用を医師の判断のもと完全に断ちましたが原因不明の目眩、吐き気、発汗、味覚障害、気分の激しい落ち込みなど様々な症状に悩まされました。

    担当医からサインバルタの断薬の影響が出ているとのことだったのでしばらく様子を見るとのことだったのですが、1週間後も良くなる見込みがなく心配が続きます。

    こちらのコメントで同じような症状に悩まされている方が多数いらっしゃったので少し前向きに考えてみようと思いました。
    やはり、抗うつ剤など離脱症状のある薬は怖いものだと思い知らされました。

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      リリカ、トラムセットはよく整形外科でも処方されますがこれで難しいとなるとサインバルタなど抗うつ剤の出番となります。
      サインバルタは線維筋痛症など痛みの疾患に効くことで医学的なエビデンスはあるのですが、やはり離脱症状が侮れません。

      わずか数日内服して中断するだけでも離脱症状が出た人もいますし、飲んで中断するまでその症状がでるかどうかは予測できません。

      幸い時間経過で良くはなりますが、数週間でおさまることもあれば数か月持ち越すこともあります。
      内服する前にこの情報があればゆっくり考えて飲むかどうかも選択できるのですが、多くの場合で後の祭りになることも多いのが現状のようです。

  8. 私は、2014年の10月に娘を事故で亡くし、その影響で精神不安定になり、病院に行きサインバルタン20から始めて多い時で60、少しずつ減らしてますが未だ20mgです。それとソラナックスも服用してます。一度このままでは駄目と思い薬を辞めましたが離脱症状なのか手がつったり足がつったり急に手足が冷たくなったりしました。足がビリビリとしてたり身体が痛かったりしました、それも離脱症状なのですか?薬を辞められるのか、とても不安です。不眠にも悩まされ、マイスリー0.5を2錠、レンドルミン0.25を飲んだりハルシオンを飲んだりしてます。すべての薬を辞めたいです。何かアドバイスをお願いします。

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      おっしゃる通り、ビリビリ感は抗うつ薬の離脱症状である可能性があります。
      しかしそれ以外の諸症状がすべて薬のせいかといえば、そうではない可能性もあるでしょう。

      娘さんを亡くされたショックはとても大きく未だに考えてしまうことが多いのだと思います。
      ぐるぐるとずっと考えている感じが強いと、目の前のものに意識を向けることが難しくなります。

      眠りも非常に浅くなり、寝ている間もぐるぐる考えることをやめていないかもしれません。
      そのことでより多くの睡眠剤を飲まなくてはいけないようにさせ、薬が増えることでさらなる悪循環を呼んでいるのだと思います。

      身体の痛みももちろん離脱症状がすべてではないでしょう。
      むしろサインバルタという抗うつ薬はうつに伴う痛みに有効ともされています。

      まずは減薬を考えるより、ぐるぐる強迫的に考えてしまう感覚やきちんと目の前のものに意識を向けることができない状態(それをうつ状態と診断されている場合もあります)を改善させることが第一になりそうです。

      薬物療法だけで難しいようであれば、認知行動療法やマインドフルネスなど併用していかれるのも良いかもしれません。

  9. 丁重なアドバイスありがとうございます。先生がおっしゃる通り頭の中でぐるぐると考えたりしてます。お天気が悪いと尚更落ち込みます。仕事も一年休職して復帰しましたが薬のせいなのか無感情って言うのですか?仕事に対しても何も感心が無くなってしまいました。涙で明け暮れて居たのが涙すら出なくなってしまいました。少し前から薬の影響?と考えるようになり減薬して行こうと一度断薬したんてす。薬を飲まないと自分の感情が出てくるのがわかりました。でも離脱症状にたえきれすまた薬を飲むようになり減薬に頑張っています。少し減るだけでも感情の上がり下がりが激しく時に途轍もなく死にたくなります。周りに迷惑掛けずに死ぬ方法は無いかと考えたりしてしまうんです。ても、前に進まなくてはと思う感情もあります。薬を飲まなくて良い日が来る事を願ってます。先生のアドバイスを頂き、無理なく頑張って行きます。ありがとうございました。

  10. もう一つ聞いても良いですか?ここ1週間ぐらい病院に行けず薬が無くなりサインバルタンは、飲んでいません。処方ではサインバルタン20は朝のみ、ソラナックス0.4は朝、晩なのですがサインバルタンが無いので余っているソラナックスを朝晩と半錠ずつ飲んでいます。通院してる先生は以前サインバルタンよりソラナックスの方を減らして行った方が良いと話していた様な、
    減薬するなら、その方が良いのでしょうか?

    • クーママ様

      病院に行けないのは、うつ症状がつよいためでしょうか?
      減薬はお薬を服用している方にとって重要なテーマではありますがまずは状態の改善が先決です。

      現在状態が悪いようで病院に行けないようであれば、ソラナックスを内服しておくことは悪いことではありません。
      注意事項をお話しておきますと、

      1.ソラナックスは根本的解決にならない(一時的には効くが次第に効かなくなりやすい)
      2.サインバルタを急に飲まなくなることで離脱症状によりさらに状態が悪化するリスク

      この2点に気を付けておかなければなりません。

      ぐるぐる考えてしまうような不安状況の中でソラナックスは一定の効果を出すことが多く、おそらくクーママ様も内服して効果の実感は多少あるのではないでしょうか。
      なので病院に行けない間をソラナックスでしのぐのは一時的には問題ありません。

      サインバルタ含め抗うつ薬については、症状の改善後1年程度は継続するのがうつのガイドラインでも示されていることです。
      ぐるぐる考えてしまう状況が安定していないのであれば、医師によってはさらなる増強療法として抗精神病薬を処方する先生もこの状況ではおられるかもしれません。

      取り急ぎ減薬を優先するよりはまず病態の安定を第一優先し、その後でソラナックスを飲まなくてもよいようにコントロールされるのは教科書的な理想の形ではあります。
      それは主治医の先生のおっしゃる通りです。

  11. こんにちは。
    私は鬱の為、一年半程サインバルタを含むいくつかの薬を飲み続けましたが、今はお医者様と相談の上、少しずつ薬を減らし始めています。
    ちょうど今はサインバルタの断薬に挑戦中です。数日間は酷い眩暈に悩まされましたが、このサイトを含めいくつかのサイトで事前に離脱症状について知識を得ていたので、必要以上に不安になることもなく落ち着いて症状が治まるのを待つことができました。ありがとうございました。
    まだ少し眩暈が残っているのと、他の抗うつ剤を服用中なので、薬に頼らない生活に戻るまではしばらく時間が掛かるとは思いますが、一歩ずつ冷静に正確に回復に向けて歩んでいこうと思います。また別の薬を断薬の際には改めて内容を参考にさせていただきます。

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      本サイトが減薬の際のご参考になられたようで、私も大変うれしく思います。
      無理はなさらずゆっくりと減薬を進めていただければと思います。

      わざわざご報告いただき感謝致します。

  12. 追伸ですがメールアドレスが間違ってましたすみません⤵️⤵️

    それと去年手術前の体重(60キロくらい)より現在13キロ痩せてしまい筋肉と筋力が落ちてどこの身体のお肉もタルタル状態です

    サインバルタを飲んで少しづつまた体重が落ちてます

    朝飲んで昼は痛みも少し良い様に感じますが夕方から夜にかけて また動くと痛みます

  13. こんにちは
    色々なコメント読ませて頂きました。
    参考になります。

    私は去年11月に半月板損傷と変形性膝関節症で骨切りの手術をうけましたが 痛みが取れず 今だに片方の松葉杖生活をしています

    8月の先生の診察でサインバルタ20ミリを処方され何回か飲みましたが 動悸と眠気で何日かで止めました。でも少しは効いてた様に感じたので9月の診察の時に先生に伝えると副作用を少し我慢して飲んで松葉杖が早く取れる様にしましょうとの事で飲んでいます
    1ヶ月以上飲んでますが 痛みはまだあり痛みが取れないのでボルトを抜く手術を11月にしてスッキリしたら痛みもなくなるかも…と言う先生の言葉で手術をするようにしました
    と言う事はもうサインバルタを飲まないで減らして行ったほうが良いのでは⁉️と思いますがどうなんでしょうか?

    手術まで飲んでいた方が良いのでしょうか?

    すみません ご助言 よろしくお願いいたします

    • コメントありがとうございます。
      Dr.Gです。

      整形外科で出されたのですね。
      基本的にサインバルタは抗うつ薬なのですが、不安などに伴う疼痛にも有効なのでリリカやトラムセットなどとともに整形外科でも処方される少し特殊なお薬です。
      ここを見られているということは離脱症状についての知識はお分かりいただいたかと思いますが、整形外科ではそこまでサインバルタをたくさん処方していないので20mgくらいの少量であればスパッと中止される先生も少なくありません。

      確かに、抗うつ薬は1ヶ月以内であれば離脱症状は起こりにくいはずなのですが、特にサインバルタでは数日の服用で離脱症状を訴える方もいます。
      ですので基本的にはゆっくり減薬(20mgが最小量なので1日おきの内服を1-2週間してから中止)が望ましいのかもしれません。

      減薬のタイミングですが、手術が決まってそれによってすっきりとした気持ちになられたことがきっかけで痛みが治まってきているようであれば主治医の先生と相談して減薬をはじめてもよいかもしれません。
      いくらか不安があるということであれば手術後にしても悪くはないでしょう。

      ちなみにサインバルタなどこの手の抗うつ薬は飲み初め初期は痩せますが、数か月以上の内服で太る方向にいきますのでそこは注意してください!!

      • 早速のご助言ありがとうございました

        手術まで まだ1ヶ月あり ただボルトを外してもらうだけの手術だとわかっていますが 色々余計な事を考えて 毎日ネットでも色々調べてます

        整形の先生も副作用の事を話をすると本を持って来られてそう言う症状も出ますと言われてましたまだ先生も使われた事がないのかな⁉️と思いました
        このページを読ませて頂き 離脱作用が怖いので ちょうど6週間飲んでしまったので、ちなみにサインバルタを1日飲まないでおくと胸がドキドキして落ち着きませんつい次の朝にはまた飲んでしまいます
        飲んでも飲まなくても膝の痛みはあるので早いうちに止めたほうが 離脱作用も少ないのかな⁉️と思います
        手術してボルトを外したら痛みもなくなり松葉杖無しで歩ける様になるならサインバルタは今から中止したいです

        整形の先生からは次回の今月末の診察までのサインバルタが出ています

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