医者が教えない精神科のこと |メンタルクリニックDr's INFO | 精神科・心療内科

医者が教えてくれない精神科のことを医師がわかりやすく解説

【ブレインクリニック東京】は怪しい?その評判は?

このコンテンツは医学論文データベース「PubMedパブメド」とわたくし医師個人の経験をもとに、正しい情報をわかりやすく解説することをモットーにしています。
【ブレインクリニック東京】は怪しい?その評判は?

2019年に、発達障害の診療を主としたクリニックができたようです。
その名も「ブレインクリニック東京」・・・

名前はすごく印象的ですね。
「ブレインクリニック東京」という名前から怪しさがありますが、このクリニックの評判や診療方法などについて考察してみたいと思います。

Dr.G
ちなみにこのサイトもtokyo-mentalclinicですが「ブレインクリニック東京」とは関係ありませんので。

ブレインクリニック東京が怪しいとされる所以

発達障害を専門としているということのようですが、その手法としてQEEG検査を前面にだしています。

QEEGは少なくとも日本ではほとんど聞きなれない検査かと思います。
この検査は脳波を定量的にみるものです。

わかりやすく言えば脳波の特徴を一目でわかるように解析する装置といったところでしょうか。

近年、特に米国を中心にQEEGを用いた検査が行われております。
もちろん研究課程にあるものではありますが、米国でも臨床応用されているクリニックもあるのです。

→ブレインクリニック東京のようにQEEG検査を行うクリニック

新しい治療や検査を行うクリニックに対して怪しいという批判が集まりやすい背景にはもともとわからない対する疑念から仕方ない部分はあるでしょう。

日本ではどうしても保険適応こそが正義、それ以外は怪しいという風潮が少なからずあります。
保険診療のデメリットである「最先端の方法による検査・治療は遅れがち」を補完するのは自由診療になるわけで一概に「自由診療=間違い」とするのは違うでしょう。

医師は患者の治療のために保険診療内で最善を尽くし、それでも難しい時、説明と同意の上、責任をもって科学的根拠がある方法をとることができます。
この科学的根拠ですが100%を望むのは間違いないでしょうが、状況によっては仮に数十%の可能性でも良いと考える場面もあるでしょう。

新しい治療だから、まだ浸透していない治療だからといってブレインクリニック東京は怪しいと一概に批判するのは違うのかなと思います。

【ブレインクリニック東京】の怪しさは名称のせい?

名称が怪しい・・・

これは私も思っていたことです。

クリニックだから普通に〇〇発達障害クリニックとかにすればいいのに・・・

院長の川口佑氏のセンスなのでしょうか??

名称もしかり、根本的な怪しさの問題はアスペルガー症候群などの発達障害の方に対して、保険適応の範囲内では有効な治療がないことです。

カウンセリングは保険適応ですが、改善する訳ではありません。

怪しい治療と思い込んで、シャットアウトすることは治療の機会を失ってしまいます。

ブレインクリニック東京は現在の発達障害やうつ病診療について以下のように述べています。

抗うつ薬が奏功しない難治性のうつ病や適応障害の一部で発達障害が背景に潜んでいることがあります。

その場合、仮にうつ病を治しても根本的な問題は残ったままで、またすぐに職場で問題が生じてしまいます。

この場合また適応障害とかうつ病として休職したり薬物治療を行っても同じことを繰り返してしまいかねません。

また現状自閉スペクトラム症とかADHDがあるかもしれないと言われている方もいらっしゃいますが、それ以上先には踏み込まれないケースも多々あるのです。

そこで背景の発達障害の特性についてを専門に診ることができればと思っております。

現在の発達障害および気分障害の間(闇?)をついているようなコメントです。
私は図星だと思っています。

ここに切り込むことができて、わずかでも患者さんの人生を変えれるのであればむしろ「怪しい」ではなく「正義」とさえ言えます。

ところでその怪しいブレインクリニック東京で診療を受けて大丈夫なの?

発達障害の特性は病気ではありません。
したがって特性はプラスになることもあればマイナスになることもあります(気を付けないと多くは極端にマイナスになりうる)。

発達障害の特徴である「こだわりの強さ」や「好きなことは極端に集中する(過集中)」という側面を活かして優秀な学業を修めてきたが、就職や管理職への昇進など環境の変化をきっかけに不得手な分野が浮き彫りになることがあります。

発達障害の傾向があっても、仕事もプライベートもうまくいっているときには何の問題もありません。

したがって、傾向がある人全員が困っているわけではないでしょう。

もし困っているようであれば、特性を治療で改善するのも一つの手段かと思っています。

ブレインクリニック東京のTMS治療についてですが、そもそもTMSはうつ病治療で有名ですね。
発達障害に効果があるのでしょうか?

実は答えyesですが、この事実意外と知られていません。

そもそもTMSがなぜうつ病で承認されたのかといえば、うつ病の方がTMSを承認させやすいからです。
診断基準や、その評価方法がしっかりしているのです。

しかし、それと同様に発達障害に対するTMS治療も効果があるばかりか患者さんのうける変化の印象は大きいでしょう。

TMSに携わったことがあるDrなら気づいているはずです。

ブレインクリニック東京は怪しいと風評被害を受けておりますが、実際TMS治療を受けておられる方は効果を実感されている方がほとんどの印象です。

東京ブレインクリニックにてTMS治療を受けてみた話

rTMS13回目終了〜、最近の周囲の反応やら私の気づきなど適当に

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

コメントはこちらからお願いします

*
*
* (公開されません)

当クリニックへ受診希望の方

当サイト「医師が教えない精神科のこと」を運営しております「赤羽南口メンタルクリニック」へ受診希望の方は以下のページよりご予約下さい。 当院ではセカンドオピニオンを含む薬物治療に関するご相談、光トポグラフィー検査、磁気刺激治療(TMS治療)、カウンセリング等行っております。
当クリニックへ受診希望の方
Return Top